last30days-skillは、Reddit・X・YouTubeなど十数個のプラットフォームを横断調査し、エンゲージメント数値で重み付けしたうえでAIエージェントが1本の要約に統合するClaude Code用スキルです。Reddit、Hacker News、Polymarketなどは鍵不要で即時に動き、X・YouTube・TikTokなどはセットアップウィザードで認証情報を登録して有効化します。Pythonスクリプト群とGo製MCPサーバーの二系統で構成され、Claude Desktop向けにも配布されています。
中核はskills/last30days/scripts/last30days.pyで、planner.pyが入力トピックをサブクエリに分解します。続いてfanout.pyとparallel_mcp.pyが各ソース専用モジュール(reddit.py、bird_x.py、polymarket.py、hackernews.pyなど)へ並列に検索を依頼します。取得結果はnormalize.pyで形式を揃え、dedupe.pyとfusion.pyで重複や同一話題の断片を統合します。relevance.py・rerank.py・freshness.pyがいいね数や上位スコアなどの実際の反応量で再ランキングし、entity_extract.pyとgrounding.pyが人物名や事実の取り違えを防ぎます。最後にrender.pyやbriefing.pyが引用付きの要約を組み立てます。X検索はvendorディレクトリに同梱された bird-search(Peter Steinberger氏のBird CLI由来、MIT)経由で動く設計です。setup_wizard.pyが初回実行時に鍵やブラウザのクッキーを案内し、doctor.pyやhealth.pyが各ソースの到達性を事前チェックします。テストは84%のカバレッジ下限で守られ、OSVスキャンやScorecardなどのCIも整備されています。
- STEP 01
Claude Codeでプラグインマーケットから `/plugin install last30days` を実行し、インストール完了のメッセージを見ます。
- STEP 02
`/last30days 調べたい話題` を打つと、まずReddit・Hacker News・Polymarket・GitHubの結果だけで動き始める様子が見えます。
- STEP 03
初回実行時にセットアップウィザードが起動し、X・YouTube・TikTokなどを使うための鍵やブラウザクッキーの入力を求められます。
- STEP 04
数十秒後に、各ソースからの引用と上位スコアの数値付きで構成された1本の要約ブリーフが返ってきます。
- STEP 05
evaluate_search_quality.pyやcompare.shを使うと、検索結果の品質を自分のトピックで検証できます。
- STEP 06
設定を省略した状態でもエラーにはならず、使える範囲のソースだけで要約が生成される点を確認できます。
実行すると、Reddit上位コメントの支持数、X投稿の反応数、YouTube字幕の要点、Polymarketの賭け率、Hacker Newsの議論スコアなどを根拠に引用した、1ページの要約レポートが手に入ります。引用元のリンクと数値が添えられるため、裏付けの検証がしやすい形になっています。鍵を設定していないソースは自動的に省かれ、空欄のまま誤情報を補完しない設計です。
X、YouTube、TikTok、Instagram、LinkedInなどはAPIキーやブラウザクッキーの設定が必要で、「鍵不要」で完結するのはReddit・Hacker News・Polymarket・GitHubの一部に限られます。
X検索機能は第三者製のvendoredコード(bird-search)に依存しており、スキルパッケージ内に同梱されたまま配布される点は利用前に把握しておくべきです。
libディレクトリには100本近いモジュールがあり、ソースごとの実装差や認証方式の違いによって、個別のソースで取得失敗や挙動差が起きる可能性があります。
本レビューはREADME・ソース構成・マニフェストの静的な読み込みに基づくもので、実際にコマンドを実行した体験そのものではありません。
複数プラットフォームの「今の話題」を1つのブリーフにまとめたいリサーチ用途、たとえば商談前の人物調査や市場トレンド確認に向いたスキルです。Reddit・Hacker News・Polymarket・GitHubだけなら鍵不要で試せるため、導入コストは低めです。一方でX・YouTube・TikTokなど主要ソースの多くは認証設定が前提になるため、「鍵不要で全ソースが動く」という期待は持たないほうが安全です。README、ソースのモジュール構成、CI設定(カバレッジ下限84%、OSVスキャン、Scorecardなど)を総合すると、設計意図と品質管理の仕組みは確認できる一方、実行結果の精度そのものは実機検証でしか確かめられません。