superpowers-zhは、AIコーディング向けskillsフレームワーク「superpowers」を中国語化した上で、中国発の独自skillを追加した配布パッケージです。ブレインストーミングやTDD、体系的デバッグ、コードレビューなど20個前後のワークフロー手順書(SKILL.md)を、Claude CodeやCursorなど多数のAIコーディングツールに配置します。npmパッケージとCLIインストーラ、各ツール向けプラグインマニフェストが同梱されています。
中核はskills以下の各SKILL.mdで、brainstorming・test-driven-development・systematic-debugging・writing-plans・subagent-driven-developmentなど、手法ごとに指示文とテンプレートをMarkdownで記述しています。これらは.claude-plugin/plugin.json、.cursor-plugin/plugin.json、.codex-plugin/plugin.json、gemini-extension.json、.opencode/plugins/superpowers.js、.pi/extensions/superpowers.tsといった各ツール向けマニフェストから「./skills/」として参照され、bin/superpowers-zh.jsのCLIが対象ツールの設定ディレクトリへ配置する構造です。brainstormingスキルだけはさらに実体を持ち、skills/brainstorming/scripts/server.cjsがRFC6455準拠のWebSocketをNode単体で自前実装し、セッションごとのトークンとCookieでアクセスを守りながらブラウザ上に視覚companionを表示します。tests/配下にはこのサーバーの認証やライフサイクル、opencode・kimi・pi向けプラグイン読み込みを検証するテストが用意されています。
- STEP 01
npm install -g superpowers-zhなどでCLIを導入すると、bin/superpowers-zh.jsが使っているツール(Claude Code、Cursorなど)を検出しようとします。
- STEP 02
--toolオプションでツールを指定すると、skills以下のSKILL.mdやhooks/hooks.jsonが該当ツールの設定ディレクトリへコピーされる様子を確認できます。
- STEP 03
対象ツールを開くと、20個前後のskill一覧が読み込まれ、「TDDで実装して」のような指示で該当SKILL.mdの手順が呼び出されます。
- STEP 04
brainstormingスキルを使うと、skills/brainstorming/scripts/server.cjsがローカルにWebSocketサーバーを立て、ランダムポートと per-session トークン付きURLがターミナルに表示されます。
- STEP 05
表示されたURLをブラウザで開くと、視覚companion画面が現れ、エージェントとやり取りしながら画面上の選択肢を操作できます。
- STEP 06
tests/claude-code や tests/opencode の run-tests.shを自分で回すと、skillトリガーやプラグイン読込みが実際にパスするか手元で確認できます。
手元のAIコーディングツールに、ブレインストーミング・計画・TDD・デバッグ・コードレビューといった手順書一式が設定として組み込まれます。加えてブレインストーミング用の視覚companion(ローカルWebSocketサーバー+ブラウザ画面)が使える状態になります。中国語ドキュメントとchinese-commit-conventionsなど中国発オリジナルskillも同時に手に入ります。
実効果は最終的に各AIツールがSKILL.mdの指示をどこまで忠実に読み、従うかに依存します。本体は指示書とインストーラであり、動作を強制する仕組みではありません。
README上は26款のツール対応を謳いますが、自動テストで検証されているのはtests配下のclaude-code・opencode・kimi・pi・explicit-skill-requestsなど一部に限られます。
brainstormingサーバーはデフォルトでlocalhost限定ですが、--host 0.0.0.0のようにバインド先を変えると外部到達可能になるため、トークン漏えいに注意が必要です。
package.jsonとREADMEの間でskill数の表記(4個/6個など)に揺れがあり、バージョン1.7.12時点の正確な内訳は本体を実際に開いて確認したほうが確実です。
Claude CodeやCursorなどskill対応ツールを日常的に使い、質問なしにコードを書き始めるAIの挙動を体系立てて制御したい開発者に向いています。中身はMarkdown手順書と多ツール向け配置スクリプトの集合であり、認証つきWebSocketサーバーなど検証可能な実装も併存しているため、判断材料としては十分に具体的です。ただし効果はAIモデル側のskill遵守度に依存するため、導入前提として「魔法のような自動化」ではなく「読み込ませる手順書」だと理解しておくのが安全です。