SiYuanは、ブロック単位の双方向リンクとMarkdown WYSIWYG編集を核にした、プライバシー優先のセルフホスト型知識管理システムです。Electronアプリ・モバイルアプリ・Dockerサーバーのいずれでも動き、AIエージェントとの協業(MCP対応)も想定されています。ライセンスはAGPLv3で、コア機能の多くは無償で商用利用も可能です。
Dockerfileを見ると、フロントエンド(app/)をNode 22 + pnpmでビルドし、バックエンド(kernel/)をGo 1.26でfts5とsqlcipherタグ付きでビルドする二段構成です。最終イメージはAlpineで、kernelバイナリを`serve`サブコマンドで起動し、ポート6806でAPIを公開します。データはSQLite(FTS5全文検索、SQLCipher暗号化対応)とMarkdownファイル+アセットとしてワークスペースに保存され、ブロックごとに属性やSQLクエリ埋め込みが可能です。appearance配下にはテーマ・アイコン・絵文字・多言語ファイルがあり、UIはこれらを読み込んで起動画面や外観を構成します。README記載のAPI(docs/API.md)経由でエージェントやプラグインが操作できる構造です。
- STEP 01
Docker Hubから`b3log/siyuan`イメージを取得し、`docker run -p 6806:6806`のような形でコンテナを起動する流れになります。
- STEP 02
起動後にブラウザで`localhost:6806`へアクセスすると、初回はワークスペース作成画面が表示されるとみられます。
- STEP 03
Markdownをインポートしたりブロックを作成すると、ブロック参照や属性、SQLクエリ埋め込みを試せます。
- STEP 04
設定画面からOpenAI APIキーを入力すると、AI執筆やQ&Aチャット機能が有効になる想定です。
- STEP 05
コミュニティマーケットプレイスからテーマやプラグインを追加し、外観や機能を拡張できます。
- STEP 06
ソースからビルドする場合はNode 22系とpnpm、Go 1.26系とgcc/musl-devの両方が必要で、`pnpm run build`と`go build -tags "fts5 sqlcipher"`を別々に実行する構成です。
手元にはブロック単位で参照し合えるMarkdownノートの集合と、SQLiteに裏付けられた全文検索・暗号化データベースが残ります。PDF注釈、Word/HTMLエクスポート、フラッシュカード、API経由のAI連携など、README記載の機能一式が単一ワークスペースの中で完結します。
一部機能(同期サービスや追加AIクレジットなど)は有料メンバー向けとREADME内で明記されており、すべてが無償ではありません。
AGPLv3ライセンスのため、改変版を公開・提供する場合はソース公開義務が生じる点に注意が必要です。
リポジトリにはカバー画像やフォント、多言語辞書など大量の静的アセットが含まれており、コアロジック(kernel/app)の把握にはディレクトリ選別が必要です。
ソースビルドにはNode・pnpm・Go・gcc一式が必要で、Dockerfileのマルチステージ構成をそのまま手元で再現する手間があります。
ブロック単位のリンクとMarkdown WYSIWYGを軸に、セルフホストでプライバシーを保ちながらAIエージェントとも連携したい個人・チームに向いています。Dockerfileやissueテンプレート、READMEのFeatures一覧など公開情報が具体的かつ一貫しており、CI/CDワークフローやDocker Hubのダウンロード実績も確認できるため、実機を動かさなくても構成と機能範囲の判断はある程度信頼できます。ただし有料機能の境界とAGPLv3の再配布条件は導入前に必ず本人が確認すべき点です。