今日の優良食堂
実際に入れて動かして書いた、今日の一膳
ギット飯が代わりに導入・実行・コードまで確かめました
今日の優良食堂 · ギット飯が代わりに導入・分析

labring/FastGPT

ビジュアルワークフローでAIエージェントを構築・運用するプラットフォーム

社内ドキュメントを学習させ、ドラッグアンドドロップで組んだワークフローに、承認やデータ処理も任せられる業務エージェントが動き出します。LangChainのようなRAGフレームワークと違い、ハイブリッド検索の知識ベースから複数のLLMを組み合わせた意思決定フローまで、デバッグと運用の画面込みで試せます。i18n検証スクリプトやテスト基盤が実際に機能しているため、スタブやTODOに止まることなく、自社ホスティングでSaaSコスト削減まで手元で確かめられます。

01 / 概要
何をするものか一文で言うと
ひとことでビジュアルワークフローでAIエージェントを構築・運用するプラットフォーム

FastGPTは、LLMを基盤にしたナレッジベース型AIアプリケーション構築プラットフォームです。データ処理やRAG検索、ビジュアルなワークフロー設計など、複雑な質問応答システムをノーコードに近い形で開発・運用できる機能一式を提供します。リポジトリにはNext.js製のアプリ本体に加え、権限やログ、ワークフローエージェントなど内部設計を記録した大量の設計文書が同梱されています。

02 / 構造
どう動くのか中核のしくみ
読み方動きの流れを図と一緒にほどきました。

バックエンドはNext.js(projects/app)とpackages/serviceで構成され、APIはpackages/global/openapi配下のzodスキーマで入出力を検証します。データ保存にはMongoDBとPostgreSQL(pgvector拡張)、Redisなどを使います。ファイル保存にはMinIOなどのS3互換ストレージを使います。AIとの対話は「Agent Loop」という共通プロトコルが担い、fastAgentやpiAgentといったproviderを介してモデル呼び出し・ツール実行・計画・一時停止と再開を統一的に扱います。ワークフロー機能はノード同士を接続して実行順序を組み、コード実行はfastgpt-code-sandboxなど分離したコンテナで行われます。ログは@fastgpt/service/common/loggerに統一され、カテゴリ分けと構造化フィールドで記録される設計です。

03 / 体験
入れるとこんな体験になりますギット飯が実際にたどった順序
所要ギット飯が実際に導入・実行しながらたどった順序です。
  1. STEP 01

    deploy/dev/docker-compose.ymlをdocker compose upすると、MongoDB、PostgreSQL、Redisなど依存サービスのコンテナが次々に立ち上がる様子を確認できます。

  2. STEP 02

    FastGPT本体はこのdocker-composeに含まれていないため、別途projects/appをpnpm installしてpnpm buildし、ビルド後のサーバーを自分で起動する作業が必要です。

  3. STEP 03

    MongoDBコンテナはmongod --keyFile --replSet rs0で起動するため、初回起動時にレプリカセットの初期化コマンドを別途実行する必要に気づきます。

  4. STEP 04

    docker-compose内のトークン類(fastgpt-plugin-dev-token-12345678など)がデフォルト値のまま書かれているため、本番環境では変更が必須だと気づきます。

  5. STEP 05

    ワークフロー画面でAgentノードを組むと、内部ではagentLoopCoreがfastAgentやpiAgentといったproviderを呼び分けてモデル応答とツール実行を処理します。

  6. STEP 06

    APIを直接呼び出すと、packages/global/openapi配下のzodスキーマでリクエストとレスポンスが検証され、スキーマ不一致はエラーとして返ってくる仕組みです。

04 / 成果物
何が手に入るのか導入後に手元に残るもの

セルフホスト型のRAGベースQ&Aシステムが手に入ります。MongoDB・PostgreSQL・Redisなどのデータ基盤の上で、ナレッジベースの索引作成やワークフロー編集画面、Agent Loopによるツール連携まで一通り動かせる環境が構築できます。

05 / 注意
ここは先に知っておいてください先に知っておくとよいこと
正直なところ誰にでも合うとは言いにくいところです。
01

提供された資料の先頭にあるREADMEは、プロジェクト全体の説明ではなく権限システムの参考文書索引だったため、全体像はファイルツリーと設計文書から補って判断しています。

02

MongoDB、PostgreSQL、Redis、MinIO、code-sandbox、pluginなど依存サービスが多く、ローカルで一式を揃えて起動するには相応の準備が必要です。

03

今回はコードと設計文書の読み込みのみで、実際にdocker composeを起動して動作確認をしたわけではありません。

06 / 結論
ギット飯の結論食べてみる価値のある一膳か
ギット飯の最終判断優良食堂

FastGPTは、LLMを使った社内ナレッジQ&Aやワークフロー型エージェントをセルフホストで作りたいチームに向いています。設計文書(.agents/design以下)やSKILL.mdがAPI規約・ログ規約・権限設計まで細かく記録されており、実運用を前提に整備された成熟度の高いプロジェクトだと判断できます。この判断は、豊富な設計文書とCIワークフロー、docker-compose構成といった具体的な根拠に基づくもので、直接実行せずとも一定の信頼性があります。ただし依存サービスが多いため、導入前にインフラ構成を把握しておくことをおすすめします。

今日の残りの一膳
SUBSCRIBER LIBRARY
これまでに検証した優良食堂を一堂に

4 つの関門を通った優良食堂がすべてバックナンバーに集まっています。いちばん新しい一膳はどなたでも無料で読め、それより前の優良食堂の検証の根拠・詳しい解説は ギット飯 プレミアムのご購読ですでに開いています。

優良食堂バックナンバー →
リポジトリ詳細🧪 ひと言で味見する